- 野球肘について【2】
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本日も引き続き『野球肩』についてです。
肩関節の周囲の軟部組織及び筋肉は、下半身に比べて弱いうえに、日常生活で肩関節を使う事が多いために安静にすることは困難な部分があります。
安静にした場合でも筋肉が薄いために関節の拘縮も起こりやすくなる要因にもなります。
その理由としては、部活動生などは練習を休む事が出来ずに初期段階の症状でも安静及びリハビリの期間がなかなか取ることができない状況も要因です。
まずは、運動及び投球動作の禁止になります。
症状によっては6ヶ月ほどの投球禁止や手術の例もあります。
リハビリの中でまずは筋肉の柔軟性強化及び、関節可動域の改善を行います。
状況をみて筋力テスト及び関節可動域のチェックを行い、徐々に筋力強化を行います。
症状改善後には個人でのセルフケアが非常に重要になってきます。
痛みが無くなってもアイシングやストレッチが必要です。
当院では、整形外科的検査の元にどの症状かを判断させていただきます。
症状に応じて、可動域の向上・筋力の強化・負傷した骨、筋肉、腱の再生を図る特殊電気などで施術をします。
経過観察の元に症状経過が著しいもの、初見の段階で症状が悪い物に関しては専門医への紹介を致します。
安静にしにくい部位の治療はどうしても時間がかかってしまいます。
だからこそ、症状が軽いうちに治療を開始することが早期回復のカギです!!
スポーツを真剣に取り組んでいるからこそ起こる症状なので、長引いたり繰り返したりを起こさないようしっかりと治療を行いましょう!!
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